YAML Frontmatter(ヤムルフロントマター)とは、Markdown 形式のファイルの先頭に YAML 形式で記述された メタデータ のこと。

概要

YAML Frontmatter は、Markdown 形式のファイルにメタデータを記述することで、Markdown だけでは表現できない情報を記述することができる。

主に Static Site Generator で普及しており、JekyllHugo などが代表的な例である。

記述方法

YAML Frontmatter は、ファイルの先頭に --- で囲まれた YAML 形式のデータを記述する。

例として、このページには以下のような YAML Frontmatter が記述されている。

---
title: YAML Frontmatter
description: YAML Frontmatterは、Markdownファイルのためのメタデータ形式である。
permalink: yaml-frontmatter
draft: false
tags:
	- Quartz
	- Obsidian
---

YAML Frontmatter に記述できる項目は、ウェブサイトやアプリケーションによって異なり、自由に定義することができる。

Quartz での利用

Quartz では、主に以下のような項目が利用可能である。

  • title: ページのタイトル。
  • description: ページの説明。検索エンジンやソーシャルメディアでのプレビューに使用される。
  • permalink: ページのカスタム URL。
  • aliases: ページのエイリアス。
  • tags: ページに関連するタグ。
  • draft: ページが下書き状態かどうかを示すブール値。
  • date: ページが公開された日付。

その他の項目については、詳細については Quartz のドキュメント を参照のこと。