概要
Quartz(クォーツ)は、Obsidian で作成したデジタルガーデンやノートを、ウェブサイトとして公開するために設計された、オープンソースの Static Site Generator である。
Obsidian の特徴である双方向リンクやグラフビューなどを、そのままウェブサイト上で表現できる点が最大の特徴である。
主な特徴
- Obsidian との連携: Obsidian の Vault(ノートを保存するフォルダ)をそのままソースとして利用できる。
- 双方向リンクのサポート: ノート間のリンクやバックリンクをウェブサイト上に再現し、知識のネットワークを辿れるようにする。
- グラフビューの表示: ノート間の関連性を視覚化したインタラクティブなグラフビューを生成する。
- Markdown の拡張構文: コールアウト、脚注、数式など、Obsidian で利用できる拡張構文の多くをサポートしている。
- コンポーネント: React コンポーネントを Markdown 内に埋め込むことができ、インタラクティブな要素を追加できる。
利用方法
Quartz を利用してウェブサイトを公開する基本的な流れは以下の通りである。
- 基本的なセットアップ: Quartz のテンプレートリポジトリをフォークし、ローカルにクローンする。
- コンテンツの配置:
contentディレクトリに、公開したい Obsidian のノート(Markdown ファイル)を配置する。 - 設定の変更:
quartz.config.tsファイルで、サイトのタイトルやメニューなどの設定をカスタマイズする。 - 公開: 変更を GitHub にプッシュすると、GitHub Pages などを通じてウェブサイトが自動的にデプロイされる。
このサイト(<www.viasnake.com>)も、Obsidian と Quartz を利用して構築・公開されている。