概要
GitHub Pages（ギットハブ・ペイジズ）は、ソフトウェア開発プラットフォームである GitHub が提供する、静的なウェブサイトを公開するためのホスティングサービスである。
Git リポジトリから直接 HTML、CSS、JavaScript ファイルを配信し、手軽にウェブサイトを公開できる。
主な特徴
- Git ベースのデプロイ:
git pushコマンドでリポジトリにソースコードをプッシュするだけで、ウェブサイトが自動的にビルド・公開される。 - カスタムドメイン対応:
example.comのような独自のドメイン名を設定することができる。 - HTTPS 対応: 公開されるサイトは自動的に HTTPS で保護され、安全な通信が確保される。
- Jekyll との連携: 標準で静的サイトジェネレータの Jekyll をサポートしており、リポジトリにプッシュするだけで Markdown からウェブサイトを自動生成できる。
- 無料ホスティング: パブリックリポジトリであれば、無料で利用することができる。
利用方法
GitHub Pages の利用は、以下の簡単なステップで開始できる。
- リポジトリの準備: 公開したいウェブサイトのソースファイルを含む GitHub リポジトリを用意する。
- 公開ソースの設定: リポジトリの設定画面で、どのブランチ（例:
main,gh-pages）のどのフォルダを公開するかを選択する。 - 公開: 設定が完了すると、
https://<username>.github.io/<repository-name>/という URL でサイトが公開される。
利用シーン
その手軽さから、様々な用途で利用されている。
- 個人のポートフォリオサイト: 開発者が自身のプロフィールや作品を紹介するサイト。
- オープンソースプロジェクトのドキュメント: ライブラリやフレームワークの公式ドキュメントサイト。
- ブログ: Jekyll や他の Static Site Generator を利用した個人のブログ。
- 小規模な組織のウェブサイト: 簡単なランディングページや情報サイト。